暖かい闇

酒と食事と過去

2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年12月の飲食雑記

27日が仕事納めだった。温野菜でしゃぶしゃぶ食べて、カラオケで軽く歌って帰った。31日付けで今の職場を退職し、新年から新しい職に移る。1年と2か月勤めた。つらいときに拾ってもらったこともあり、現職場には感謝でいっぱいである一方、給料分の貢献がで…

2019年11月飲食雑記

だんだんと寒くなってまいりました。皆さんもご自愛ください。 この一週間世界と自分との噛み合わせが悪い。がんばっても休んでも空転してしまうようで、致命的と言うほどではないがちょっとした齟齬が立て続けに発生している。書くほどでもないし人に言うほ…

しばらくエリアーデ読みます、という宣言

表題のとおり、数か月かけて日本語で読めるエリアーデ著作を読みまくっていきます。読んでレビューしていく、ただそれだけ。 以下は最低限読むものリストです。(順番は適当。事典類・小説は省いた。) ・『聖と俗』 ・『永遠回帰の神話』 ・『エリアーデ著…

2019年10月の飲食雑記

書きはじめてみて、この一か月これといった贅沢はしていないことに気づいた。 神宮前のパフェ屋さんでピスタチオとラズベリーのソフトクリームを食べたことくらい。これといって書くことがない。 土日も図書館に行ったり、講演会を聴きに行ったり、文章を書…

エックハルトの火花のイメージと神の子の誕生についてのメモ書き

ちょっと事情があってエックハルトの火花について調べていた。 先だっての記事で、エックハルトの火花のイメージについてちょっとわかったことがあるから書くと言った。わかったこととはこうだ。火花のイメージは動的なパチッとはじける閃光(静電気や火の粉…

2019年9月の飲食雑記

9月はトマス・アクィナスを読んだり、マイスター・エックハルトを読んだり、ライプニッツを読んだりしていた。特にエックハルトは岩波文庫から出ている『エックハルト説教集』を何度も読みこんだ。研究所や論文にもあたった。それで、有名な「火花」のイメー…

北海道旅行に行ってきました

札幌で勤務する大学時代の友人プシュケ氏のもとに、同じく大学時代の友人リカルド氏とともに行ってきた。8月30日から9月1日までの2泊3日の旅だった。 帰ってきて記憶の新しいうちにすぐ書こうと思っていたのに日が開いてしまった。その理由は、旅行の体験が…

ライプニッツ『モナドロジー』(岩波文庫、2019)第2回読書会の記録

【使用テクスト】ライプニッツ『モナドロジー 他二篇』(谷川多佳子・岡部英男訳)岩波文庫、2019 【副読本】ライプニッツ『形而上学叙説・ライプニッツ=アルノー往復書簡』(橋本由美子監訳、秋保亘・大矢宗太朗訳)平凡社、2013。その他、ライプニッツ著…

俺は駱駝じゃねぇ。あなたとは違うんです。

今日、仕事を辞めようと決意した。 条件さえ合えば別の職場に移ってしまおう。幸いお誘いは来ている。いや、条件が合わなくても、生活できればいいかな、と思う。 仕事が合わない。いまの職場が合わないのか、仕事そのものとそもそも合わないのか、わからな…

2019年8月の食事雑記

もう8月も終わりますね。 信じられないほど時がたつのがはやい。 何もできていないもどかしさだけが残ります。 来週末は30日から北海道に旅行に行く予定で、旅費確保のため節制が続くのでもう目立って美味しいものを飲み食いすることもないだろうから、8月は…

家庭料理と民藝 ー補論①

「家庭料理と民藝」という題で書いたが、本文でも書いたように「素描」としての性格が強い。解決すべき点は多くある。今回のエントリでは、その解決すべき問題をここでは2点メモしておきたい。他にもツッコミあれば教えて偉い人。 1.家庭料理と民藝の相違…

家庭料理と民藝 ー土井善晴と柳宗悦ー

はじめに 料理研究家の土井善晴は糸井重里との対談「家庭料理のおおきな世界」で、「家庭料理は、民藝や」と語る*1。家庭料理が民藝であるとはどのようなことなのだろうか。本稿では、柳宗悦の民藝論を参照しつつ、土井善晴の「家庭料理は、民藝や」という言…

「雑誌『料理通信』2019年8月号 刊行記念トークイベント 「いつからカレーは、こんなにブームになったのか?」」イベントを聴いての備忘録

7月27日に池袋ジュンク堂本店にタイトルの通りのイベントがあり、聴きに行ってきました。 いまやTwitterでも大人気のいまをときめく料理人、イナダシュンスケさんと、料理通信の曽根編集長との対談イベントでした。イナダさんのお話はたいへん面白く会場…

食事についての考察 -外食とおうちごはん-

こんばんは。 クーラーの効いた部屋から出られませんね。ハレとケという分析概念は聖/俗概念よろしく問題含みで、論者によって定義が変わるうえ、一般にもある程度膾炙しており俗流に使われるゆえ、個々の用法と学説史を追うことなしには個人的にはあまり手…

酷暑の日のおうちごはんのコスパと効用

これだけ暑い日が続くと、会社勤めをしている現実を受け入れられず、心が夏休みになってしまいますね。さて、週末です。この土日は青山サケフリーという日本酒イベントの日だったようで、行きたかったのですが先立つものがなく諦めました。日本酒の最先端ペ…

2019年7月の食事雑記(インド、マンゴー、メジ)

蒸し暑くてかなわん。たすけて。 7月もいろいろ飲み食いしたけど、記憶に残ってるのは、現代インド料理コースを食べに行ったこと、マンゴーのカクテルを飲んだこと、メジマグロが美味しかったことだろうか。今回はその三つに限定して書きます。 ①現代インド…

2019年6月の食事雑記

すっかり夏でございますわね。 7月も終わるというのに6月の飲み食いについて書いております。 ①2018年6月8日青柳の酒蒸しと素麺@自宅 5月くらいからか近所のスーパーの鮮魚コーナーが急に充実し始めて、いろんな食材が手に入るようになった。甘鯛とか黒むつ…

2019年4月と5月の食事雑記

4,5月はとくに特筆すべきものはないような…。カカオニブとウォッシュチーズと蜂蜜を三角食べならぬ三角舐めしながらシェリー樽の効いたウィスキーをちまちま飲むことから始まった4月。4月の末には両親が田舎から遊びに来て、蛸とシャコとを持ってきたの…

2019年2月と3月の食事雑記

禁酒して節制してたこともあり、この2月、3月はあまり量食べてないのさ。 以下ラインナップです。①2019年2月17日寿司@大阪 ②2019年2月18日焼肉@大阪 ③2019年3月3日ハンバーガー@六本木 ④2019年3月16日食事会@個人宅 ⑤2019年3月23日皿盛りデセール@神楽坂 ①20…

毎日酔っ払っていたい

世界には酒を主食にする民族がいるらしい。 エチオピア南部のデラシャという人々はトウモロコシから作った酒を主食としているという。(JStageとかでpdfダウンロードできる砂野唯さんの論考で知った。3月には単著も出るらしい。買います。) もっとも、アル…

酒、酒、なぜ酒?

「いろんな局面で、いろんな目的を持って飲酒が行われている。それを忘れて、酒、酒、酒、となっていた。酒がいろんなことを解決してくれるように思っていた。それぞれの目的に適う手段は本当に酒なのか?」と前回のエントリーで書いた。 僕は漫然と酒を飲ん…

禁酒のおはなし

禁酒することにした。期間限定2月中のみの禁酒月間だ。いつも酒ばかり飲んでふらふらしているので、私を知っている友人は禁酒してるというと大爆笑する。ご飯を食べに行って僕がウーロン茶を頼むと笑う。こちらはいたって真剣なんだが。禁酒の理由は、まあ…

2019年1月の食事雑記

1月も終わったので、飲み食いしたものをまとめておく。以下ラインナップ。①2019年1月6日 火鍋@後輩宅 ②2019年1月12日 きのこ@自宅 ③2019年1月14日 おでん、焼きそば、お好み焼き@大阪 ④2019年1月15日 韓国料理各種@大阪 ⑤2019年1月16日 カヴァランソリス…

年末年始

田舎に帰っていた。今日からまた東京で仕事で憂鬱ですわ。 2018年12月31日年末にローストビーフを焼く。国産牛ランプ肉3キログラム。 塊肉をトリミングしたときに出る切れ端材をこんがり炒め、肉といっしょに焼いた玉ねぎ人参、焼いた肉から出た肉汁を合わせ…