暖かい闇

酒と食事と過去

2019年2月と3月の食事雑記

禁酒して節制してたこともあり、この2月、3月はあまり量食べてないのさ。
以下ラインナップです。

①2019年2月17日寿司@大阪
②2019年2月18日焼肉@大阪
③2019年3月3日ハンバーガー@六本木
④2019年3月16日食事会@個人宅
⑤2019年3月23日皿盛りデセール@神楽坂



①2019年2月17日寿司@大阪
市場の近くにある大衆寿司。ざっくばらんだがものは良いしネタも大きい。ざっと10年ぶりくらいに来ただろうか、という店。

つまみ
・鱈白子ぽん酢
・とり貝酢味噌
・マグロ頬肉醤油焼き
どれも酒を飲みたくなるね……ノンアルビールで我慢しましたが……

にぎり
・平目
・鯵
イカ
・貝柱
・ゲソ
・エビ
・マグロ
・太刀魚炙り
・うなきゅう巻き
ごぼう巻き
特筆すべきは太刀魚炙りとうなきゅう巻きだろうか。炙った太刀魚からはじっとり脂が出て旨味が倍増する。うなきゅう巻きはこっくりした鰻の油がまた穴子とは全く別種のコクと旨味を持っていて、美味いったらない。



②2019年2月18日焼肉@大阪
後輩と焼肉屋に。こちらは7年ぶりくらいに来た店。
ここの店はホルモンの処理がとにかくきれい。この間も焼肉について(2019年1月24日)書いたけど、ここに来てみると比較にならないくらいホルモンが美しい。赤せん、ミノ、てっちゃんを頼んだが、ミノは肉厚なのに丁寧に切り込みが入っているし、てっちゃん(しまちょう)は脂身がきちんときれいに取り除かれており、仕事がされている。てっちゃんと言いつつ脂を食わせているような店が多すぎるのみならず、その脂が美味しいと喧伝する不埒な輩までいる昨今(言葉が悪い)、こうやって脂をきれいに取り除いててっちゃんの味と風味を食わせようって店は貴重だし、7年ぶりに来てもその変わらぬ仕事ぶりに感動した。
ただし、「脂付きてっちゃん」というメニューは増えていた。消費者が何が美味いかわからなくなってきて、店もそれに合わせてるということだろう。脂が美味いことを否定するつもりはないが、脂ではない美味さ、丁寧に仕事された美学もまた美味さの一面だったろうに、おそらく厚木のシロコロホルモンあたりから趨勢が変わって、テレビや雑誌等で脂身を食すのが良いものだと広まってしまった。今やローカルな味を残していくのは難しいのかね……。



③2019年3月3日ハンバーガー@六本木
六本木のゴリゴリバーガーというお店にて。
・チーズレタストマトバーガー
肉が超粗挽きでアッツアツで美味い。まず肉の美味しさがガツンとくるハンバーガーだ。甘塩っぱい独特のソースのパンチも強くて、肉だけじゃなく「食わせる」食いしん坊のバーガーという印象。レタス、トマト、チーズが乗ってバランスの良いバーガーでした。

スモークチーズバーガー
甘塩っぱいソースにスモークチーズの風味が加わると、ソースがガラッと変化して、スモーキーなアメリカンバーベキューソースといった趣になる。夜空の下、仲間たちと囲むバーベキューを想起させる(言い過ぎか)絶品だった。これはリピート決定。チーズをスモークにすることでソースの趣向を変えてしまう、ひいては食べ物全体の味の方向性を変えてしまうのにはうなった。素晴らしい料理だと思う。



④2019年3月16日食事会@個人宅
15品作り、浴びるほど飲んで幸せだった。



⑤2019年3月23日皿盛りデセール@神楽坂
・アップルクランブル
の再構成。とろとろに煮込んだ林檎のコンフィ、サツマイモのコンフィ。ザクザクのクランブルを散らし、バニラアイス、生クリーム、キャラメルソース、胡麻をちらしたラングドシャ(のような感じの素材の板)。全体的にほっとする味わい。胡麻、サツマイモのコンビが、和菓子にも通づる趣きを演出してさらにほっこり。伝統菓子の本質を動かさずに和のレイヤーを違和感なく乗っける手法はさすがといったところ。

ゴルゴンゾーラソースのフレンチトースト
ブリオッシュを卵液に浸して焼き上げる。生クリームとゴルゴンゾーラチーズのソース。はちみつ。単純な構成だが、甘さ控えめで大人な味。口直しのロゼスパーリングのアルコール感と酸味でさっぱりする。美味しかった。


以上です。