暖かい闇

酒と食事と過去

2019年1月の食事雑記

1月も終わったので、飲み食いしたものをまとめておく。以下ラインナップ。

①2019年1月6日 火鍋@後輩宅
②2019年1月12日 きのこ@自宅
③2019年1月14日 おでん、焼きそば、お好み焼き@大阪
④2019年1月15日 韓国料理各種@大阪
⑤2019年1月16日 カヴァランソリスト3種@大阪
⑥2019年1月24日 焼肉
⑦2019年1月25日 ハンバーガ
⑧2019年1月26日 どじょう鍋@渋谷
⑨2019年1月26日 マデイラワイン




①2019年1月6日 火鍋@後輩宅

新年会で火鍋をやった。なぜ火鍋か?僕が作りたかったからだ。
レシピは酒徒さんの以下のブログを参考にしつつ、手に入らない材料を無視し、手間をいくつか省いて作った。

blog.livedoor.jp

香辛料は唐辛子、花椒、和山椒、胡椒、八角ウイキョウ、桂皮、ナツメを使い、プラス生姜、長ネギ、干し椎茸だけ。油はピーナッツ油が手に入らなかったので米油を使った。スープが一番の手抜きで、石川のとりやさいみそを湯に溶かして干し貝柱出汁(ここは新年会らしく贅沢)を足しただけ。
あとの作り方は上記ブログを参照ください。
具材は白菜と豚肉と鶏肉のみでストイックにいったが、もう少しいろいろ足しても良かった気がしている。たとえば春菊とか。
香味油も唐辛子を複数用意たり、それらを香ばしさが出るまで炒りつけたり、もう少し調整ができたように思う。
偉大なのはとりやさいみそで、香味油を大量投入して火鍋に魔改造してもふつうに美味いし、なにより簡単だし、恐るべしである。
鍋はとりやさいみそ(豚バラ肉が合う)!!!!

酒は白酒の二鍋頭を用意した。ぐんぐん減って行くので面白い。香りのある中華料理と白酒むちゃくちゃ合うので最高すぎる。次回は薄切りの羊肉を用意して白酒を迎えたい。

途中で酔って、辛味が足りねぇ!って追加の豆板醤を鍋にぶちまけたら参加者5人のうち3人が食べられなくなった。
よかったですね。




②2019年1月12日 きのこ@自宅

外出先できのこが売っていたので買った。立派なぶなしめじ、スーパーで売ってるのの2倍くらいあるぶなしめじと、あわびだけを買った。

あわびだけはバターで両面焼き目がつくまで焼いて食べた。見た目はヒラタケのカサを大きくしたかんじで肉厚、味は旨味が強くて良い。栽培ものの大黒しめじより安くて美味しいと思う。見つけたら今後買う。旨味が強いので、バターで焼いて粉砕してミンチに混ぜてハンバーグにしても美味しいと思う。

ぶなしめじもバターで炒めてみたんだけど、あわびだけと比べるとどうしても水っぽくて味劣りするし、その水分がぶなしめじの癖のある風味を含んでいるのでなお悪い。あわびだけと比べさえしなければ、同時に買いさえしなければ、こういう悲劇は起こらなかった。
というわけで方針転換して、調理法を変えることにした。
フライパンに、炒めものにしてはちょっと多いなと思うくらい油を投入し、じゅうぶんに熱くなったらバラしたぶなしめじを投入して揚げ炒めにする。こうするとなぜかぶなしめじの嫌らしい生臭さが香ばしいいい風味に変化する。素揚げしても同じ効果が得られる。高温の油でぶなしめじの表面を覆い一気に火を通すとよいらしい。あとは油を切ってフライパンに戻し、オイスターソースを少し垂らしてさらに炒めてオイスターソースの生臭みが飛べば完成。
大きいぶなしめじだったので食いでがあり、これだけで食卓のメインはれる一品になる。




③2019年1月14日 おでん、焼きそば、お好み焼き@大阪

大阪に来た。仕事である。
銭湯でさっぱりして、ほかほかの身体のままお好み焼き屋の暖簾をくぐって、「牛スジ、竹輪、大根、それと瓶ビール!」

おでんうまーーーーーー!!!

もぐもぐ……もぐもぐ……ぐびぐび……ぷは〜!!!

「焼きそば豚で、それと(牛)スジ豚玉ひとつ!」

もぐもぐ……もぐもぐ……

美味い!




④2019年1月15日 韓国料理各種@大阪

こちらも大阪。ちょうど鶴橋と今里の中間あたりの住宅街にある韓国料理店に行く。
ここは仕事は丁寧だし、ものは新鮮だし、お気に入りの店で、大阪に来て余裕があれば必ず寄る店である。
大阪鶴橋周辺の韓国料理についてはいろいろ書くべきことやら調べるべきことやらがあり、時間と労力の関係から他の機会に記述を譲るが、少しだけ書いておく。
韓国料理と一言で言ってもさまざまなレイヤーがあり、そのなかでも鶴橋周辺の韓国料理屋には在日の作る古いタイプの韓国家庭料理が残っている。サムギョプサルとかチーズタッカルビみたいな映えはないけど、じんわり美味しいタイプの料理がたくさんある。
そしてまた指摘として重要なのは、こういった料理の数々は大阪という風土との相克によって守り継がれ、育まれてきたということ(これは仮説で、検証が必要ではあるが)。ものの良さ、鮮度の良さにこだわるところや、土地の消費者の厳しい目線に晒されて品質を保っているところなど、大阪らしさを随所に見ることができる。
たんなる韓国伝統家庭料理というだけでなく、大阪の食文化との接触こそが大阪鶴橋の食文化の醍醐味であると私は考えており、だからこそ食べに行く価値があると思っている。

さて、大袈裟なことを言ったが要するに美味ければよいのである。食べたものについて書いていく。

・チャプチェ
ここのは野菜がいっぱいで美味しい。チャプチェの本体は春雨単体にあるのではなく、さまざまなな食材のさまざまな食感、香り、味わいの複合にある。口中でさまざまに調理、調味された食材がそれぞれに主張するのが美味しい。

・ホルモン盛り合わせ(豚の肺、腸、アキレス腱、豚足、豚耳、牛のハチノス)
それぞれ美味い。豚の各部位は下処理して茹でたものを豚肉屋で買ってきたものだろうけど(そして仕入先の豚肉屋を知っている)、ハチノスはたぶん店で下処理してて苦労がしのばれる。

・カオリフェ
フェは漢字で膾(なます)と書く。酢の物ではなく、刺身である。カオリはアカエイのこと。料理としてはアカエイの刺身を、水菜やキュウリといった生野菜と一緒に唐辛子酢味噌で和えたもの。

・牡蠣入りチヂミ
ぷりぷりの牡蠣が入ってて美味い。外はさくっと中はしっとり。

・こぶくろのたたき
豚の子宮をみじん切りにして唐辛子酢味噌を溶かしたスープと混ぜたもの。夏に食べたかったね。冷たく酸味がある爽やかなスープとコブクロのコリコリした食感がたまらない。

・太刀魚の煮付け
太刀魚好き。ヤンニョンジャンという調味料が入ったちょっぴり辛い煮付け。太刀魚がふわふわで美味しい。




⑤2019年1月16日 カヴァランソリスト3種@大阪

大阪で仕事が終わって帰る途中に立ち寄った阪急百貨店の酒屋で、台湾ウィスキーカヴァランの販促をやっていた。迷わず寄って試飲する。格安だったので。
ワイン樽、バーボン樽、シェリー樽を飲んだ。
ワイン樽も目を見張る旨さがあったが、こう比べてみるとシェリー樽の深く深く続く余韻には思わず呻ってしまった。
カヴァランやっぱり美味しい。




⑥2019年1月24日 焼肉

職場の近くにできた焼肉屋に行ってきた。
内臓が美味しいのと米が美味しいので再訪決定。




⑦2019年1月25日 ハンバーガ

ハンバーガーうまい。
感動したので『ハンバーガーの発想と組み立て』という本を買って読んでいる。ハンバーガー巡りを半年くらいかけてゆっくりするので、ある程度溜まったら書こうと思う。




⑧2019年1月26日 どじょう鍋@渋谷
⑨2019年1月26日 マデイラワイン

同日中にふたつも贅沢してしもた……。
どじょう鍋、渋谷の駒形屋でいただきました。
東京にいる人はぜひ食べに行くといい。
マデイラワインは深淵…。深入りすると怖い。
50年熟成のマデイラワインを飲むなどした。