暖かい闇

酒と食事と過去

2019年9月の飲食雑記

 9月はトマス・アクィナスを読んだり、マイスター・エックハルトを読んだり、ライプニッツを読んだりしていた。特にエックハルト岩波文庫から出ている『エックハルト説教集』を何度も読みこんだ。研究所や論文にもあたった。それで、有名な「火花」のイメージについて、ちょっとわかったことがあるので近々別の記事で書こうと思う。

 以下、9月の飲食です。

 

①茶

 青山のお茶イベントで茶をたくさん試飲してきた。単に茶とだけ言うのは、緑茶も紅茶もその他の茶もあったから。印象に残ったのは雲南の白茶と紅茶、高知の釜炒り茶。雲南の紅茶と高知のお茶は買って帰った。緑茶がよくわからない人間なので(勉強不足)、大半の国産茶の良さがわからないんだけど、高知のそのお茶は良かった。国友農園のお茶はおススメ。あと、ダージリンの良質なものはやっぱり美味しい。

 茶だが、やはりいい。飲んでいるあいだは酒なんていらないって思えるほど。

 そのあと速攻酒を飲んだんですけどね。

 

②シャコ、タコ、鯛めし

 鯛めし美味い。さっきの高知の茶でお茶漬けして食った。

 

③しっぽ汁

 牛のしっぽを炊いてスープをつくる。いわゆるテールスープというやつ。そこいらの焼き肉屋のとはわけが違う。肉を1.5kgつかってじっくり炊く。スープであり、かつ肉料理。調理工程と材料はシンプル。

 飛騨牛しっぽ1.5kg、蕨(あく抜きして冷凍しておいたもの)、にんにく、水。材料は以上。

 しっぽ肉を熱湯で茹でこぼして臭みと余計な灰汁をとる。肉をよく洗って、鍋に入れ、水を注ぎ、にんにく2片を入れ火にかける。中火の強火で火にかけて沸騰直前で極弱火にし炊いていく。2時間くらい経ったところで解凍した蕨を投入し、ひたすら炊いていく。4時間くらい経つと肉がほろほろになるので出来上がり。

 食卓で塩で各々好みの味の濃さに調味する。肉は皿に取り分けて食べてもいい。スープに溶かしたり、皿に取り分けた肉につけるタレも紹介しておこう。小葱の小口切り、醤油、韓国産唐辛子、すりごまを混ぜるだけ。作って数時間は置いておこう。

 今回のはいつもより美味くできたような気がする。蕨を入れると色素が溶け出してスープが濁ってしまうけど、蕨の旨味も溶け出すし、蕨はスープの旨味を吸うし、抜群に美味しい。

 また機会があれば作りたいし、友人諸氏にも食べさせたい。

 

なんだか元気がないから9月はこれくらいで…。